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2024/04/17
  • 教育研究情報

2024年度前期「初等生活科指導法」〜自分の生活を楽しくしようとする〜

学校教育学科
教授 澤柿 教淳

2024年度前期「初等生活科指導法」がスタートしました。今回の講義は、生活科の内容(5)がテーマです。学生一人ひとりが体験的に考えを深めることができるよう、大学近くの道端をフィールドにして実際に植物観察を行いました。そして、「身近な自然を観察する、とは」、「それらの違いや特徴を見付けることができる、とは」、「自然の様子や四季の変化に気付く、とは」等について具体的に考えを深めていきました。

写真は、当該フィールドで見られる代表的な植物です。

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今回準備した春の草花等の一例

さまざまな視点で整理したり分類したりすることができそうです。講義では、実際にフィールドに出て比較・観察等に取り組み、途中からは、コドラート法による調査観察も疑似体験しました。

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コドラート法による調査観察の疑似体験

生活科の内容(5)の文末には「それらを取り入れ自分の生活を楽しくしようとする」という文言があります。生活科の本質を考えるキーワードの一つです。参加した学生の感想には、それに関したコメントも数多くみられました。

(以下、感想より一部抜粋 筆者改)

・「身近にある自然を外に出て見るだけではなく、分類したり、比較したり、コドラートを使って分析したりしたことで、生活科の内容(5)の目標が達成に近づくことを体感できた。」

・「学習指導要領の文章を読んで理解していたつもりになっていたが、今日の講義や活動で詳しく知ることができた。」

・「ヒメオドリコソウやオオイヌノフグリはもちろん、注意深く見ていると多くの種類があることに気付いた。観察中に葉に止まったテントウムシがいて、つかまえようとするとすぐに羽ばたいて別の人の肩に止まった。素敵な瞬間で子供たちにもこうした一瞬の感動を味わってほしいと思った。」

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