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2024/04/12
  • 教育研究情報

2024年度前期1年生による「算数科概論」がスタート

学校教育学科
准教授 佐藤 茂太郎

2024年度前期1年生算数科概論が始まりました。この講義は学生同士の議論も大事にしながら進めています。学生には算数を教える目的は何かを考えさせました。

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学生の多くは、買い物で必要などといった実用的な価値のためであると考えていました。算数教育の立場から改めて考えると3つの価値があることを知らせました。ある学生の振り返りです。

「なぜ算数を教えるのかや、分数の乗法・除法はなぜ教えるのか、などを考えてみました。わたし的には普段の生活の中で、数学はほとんど使わないけど算数は使うからとても大事だ、というようなイメージは持っていたものの、いざ言葉にしてみようとするとなかなか思いつきませんでした。そもそも算数というのは日常であまり使っていないのか、使っていてもそのことに気づいていないのか、または算数を学ぶ理由として、何かの時に使うからという理由だけでなく、直接ではないけど、どこかで算数が役にたっているのか、など色々なことを考えてみることができました。先生が出題した分数の割り算の問題を、私は、割る数の分母と分子を逆にしてかけました。ですが、分母と分子を逆にしてかけず、そのまま割っても答えは同じでした。このことにとても驚きました。自分は、コレは絶対こう解くんだというように考えが縛られてしまっているということに気づけてよかったです。」

次週からも深めていきます。

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